まともな教育者はいないのか?

昨今教員等の不祥事が相次ぐが、まともな教育者はいないのかどうか考えてみる。




もとよりこの考えにいたったのは、仕事での話。
口は悪いが、来る奴来る奴殆どが使えない奴ばっかり。
今期に入り、教育者として素晴らしい人だと思えた部下はただ一人。
それ以外は全然ダメだ。


まともな教育者はいないのか?という話だが、
結局、まともな人間がいないから、まともな教育者もいないということだろう。
まともな人間がいないというのはどういうことか、ちょっと系統的に話しだててみることにする。


○勘違いタイプ
まず、教職という立場において一番多いのがまずこのタイプ。
勘違いの方法は二通りある。

  • 熱血教師タイプ

ドラマの影響で、情熱溢れる熱い先生を目指してる奴は大概はダメな教育者だ。
情熱溢れることがダメなんじゃなくて、勘違いしすぎと。
結局あれはドラマで、情熱だけで問題は解決しない。
情熱をぶつければ返してくれる子供もいるが、そうでない子も多い、逆効果なこともある。
ドラマは必ずハッピーエンドで終わるが、現実はそんなに甘くない。
子供をちゃんと見て、その子をきちんと指導、教育、成長させられなきゃ教育者として勤まらない。

  • 予備校講師タイプ

大手予備校の有名講師の授業でも聞いて大学に合格したのだろうか、
凄いいい授業をすることにこだわる。
教師の仕事は授業をすることじゃない、子供を教育す(育て)ることだ。
こういうタイプは、成績があがらないのは教え方のせいだとか、かたくなに信じてる。
問題は教え方じゃなくて育て方だ。


○お金稼ぎタイプ
上記2つはまだ情熱がある分なんとかなるが、このタイプは本当に使えない。
お金を稼ぐことしか考えてないため、金銭に割にあわないことは何もやらない。
仕事もいかに難なく終わらせるかということしか考えていない。
教育者たるもの金銭に関係なく(たしかに先立つものは必要だが)、教育に徹するべきだと思う。


○自信喪失タイプ
こういう人がなぜ教育会に来るのかよくわからないのだが、
案外教育者を目指す人で多い、自信が全くない人。
「私じゃあのクラスは勤まりません、他の先生に変えてください」
とかよく言えるもんだ。教育者たるもの一度預かった生徒は投げ出すなと。
こういう人は、自分の子供をもったときでも
「私にはこの子は手に負えないからあなたにあげます」とでも言うんだろうか?


○非社会人タイプ
上のと複合して凄く多いタイプ。社会的な一般常識が全く無い教育者。
挨拶を欠かさずする、初めて会った人には敬語を使う、言わなくても当たり前だろう。
公務員試験と教員採用試験に受かることだけを考えてるからだろうか?




上記のような人は、人間として微妙な場合が多い。
上の勘違いタイプは、まぁ職種によってはむしろいい場合もあるだろうが。
他にも色々な人間がいるが、タイプ化されるほどまだ人を見てないのでなんともいえない。
一応数十人のサンプリング結果だとこんな感じ。


問題は教えて育てて始めてて教育者だってこと。
教えるだけなら、知っていれば誰でも出来る。
育てるだけなら、親で十分だ。


たとえアルバイトだろうとも、教育産業に携わった以上、
人の命を預かったと同じこと、心してやらないといけないと思う。