運の考察

「全ての物事は運の良し悪しにより決まる」
という命題の元に、これは正しいか間違っているかを考えてみる。


この命題を見た瞬間に、お前アホだろ?って思った人は正常です。
ここから下は見なくていいです。
ごく一部のおつむがよろしくない人のためにこの命題を解きすすめていきたいと思います。


まず、運を語る上で、運とはなんぞや?ということを定義しなければなりません。


一般的に運というと、二つの意味合いを持つでしょう。
まず一つが確率論としての運
当然、確率論として用いた場合は、この命題は偽となることはすぐにわかるかと思います。
なぜなら確率は左右できるからです。
タバコを吸うと肺ガンになる確率が上がる。これならば明確ですよね?


次に、運命論としての運
おそらく今回問題にしているのは、こちらの方の意となるでしょう。
これは当然計り知ることができません。
人間は運命によって決まっているかどうか、ということは立証が不可能ですよね。
そう言ってしまえば、確かに運によって決めるということは可能ですし、
自分の力で運命は変えられると思えば、確かにかえられますよね。


という上記の点から、この命題は真でもなく偽でもない
論議するに値しない命題なのだ、というのが私の結論です。