やればできる子からの脱却

自分を見つめなおして、最近のキーポイントになってるのはこれかもしれない。
昔からいろんな人にこういわれてきた


「まぁ、お前ならやればできるだろうね」


自分で言うのもなんだけど、学習能力においてはかなり高いほうだった。
人が10かかるものは1で習得できた。
常に人より精神年齢が5歳上だよねといわれ続けた。


さまざまな点で優越感を感じていたしプライドも高かった。
だから、頑張らなかったし、頑張らないで皆より上になれる自分が好きだった。
それゆえ、いつも本気は出さなかったし、本気を出したら自分が凄くなれると信じていた。


「やればできる」


って最高の皮肉だということに気がついたのは最近だ。
やればできるということはやってないということに他ならないし、
やる気のない怠惰な人間だ、という意味だということに気がついた。


結局そんなことが災いして、今の自分がいる。
確かに、ずっと頑張ってこれたら、もっと凄い人間になれたと思う。
でも俺は、ずーっと「やればできる子」の神話に縋り付いていた。


やらなければならないことを当たり前のようにやれる人間にかわらなければいけない。
やればできる子からの脱却が、今自分の鍵なんだろう。